2024年11月27日水曜日

11月子育てセミナー『おしえて栄養士さん』のご報告

 11/22(金)14:30~YMCAこども園の栄養士 橋本彩先生に離乳食や乳児食についてお話をしてもらいました。

食事の始まりは離乳食

ミルクや母乳を飲んでいた赤ちゃんが大人に近い物を食べて消化・吸収するには練習が必要。そのための赤ちゃんの食事が離乳食です。

月齢ごとの離乳食の目安(硬さ・大きさ)です👇


なぜ好き嫌いするの?

大人より味の感じ方が敏感です。味には甘味・塩味・酸味・苦味・旨味があります。中でも酸味・苦味は本能的に嫌な味として感じやすいです。本来酸味は腐敗、苦みは毒として体が受け付けない味。私たち大人が美味しい感じるのは今までの経験を通して体が覚えているから。これからいろいろ経験をしていくことで食事の幅が広がっていきます。無理強いすると、食事自体が嫌になってしまうことも…。食べること=楽しい時間になるように関わりましょう!

遊び食べはどう関わればいい?

赤ちゃんが集中できるのは20分ほど。目にとまるところに玩具やテレビなど気になるものがないか食事に集中できるようにしましょう。15分を目安にして食べる気がなさそうなら早めに切り上げましょう。完了期頃の場合、切り上げた後は、欲しがってもすぐにはあげず、お腹を空かせて次の食事でしっかり食べられるようにした方が生活リズムが崩れません。

目安量よりも多く食べたがる、切り上げるタイミングは?

柔らかくて小さいものは満腹感を得にくいので食材のサイズを少し大きめにしたり、少し硬めに調理したりしてみましょう。噛む回数が増えると満腹感が高まります。

よく動いて活動量が多かったらよく食べるものです。体重が成長曲線から極端にずれていなければ目安より多めに食べさせても大丈夫です。

好きな物に偏ってしまう

一緒に食べる人の影響を受けます。一緒に食べる大人が美味しそうにモグモグ食べる姿を見せるのも効果的!たくさん体を動かしてお腹のすくリズムを作ることも大切です。味付けや調理法を変えてみるのも一つです。いろんな食べ物に出会い味覚の幅が広がり、食べたいものや好きな物が増えていくといいですね。


保育園の手作りおやつ「黒糖蒸しパン」です。お土産に参加された方にお渡ししました。



セミナーに参加できなかった方や子どもの食事で困ってます・・・という方は、おやこふらっとひろば西に遊びに来てくださったら、いつでも保育士がお話し聞かせていただきます!一人で悩まず、一緒に考えましょうね!